面白いペンネームの付け方をまとめたら二葉亭四迷が読みたくなった
こんにちは。幸八(こうぱち)です。
2枚目の名刺として「ゆずぱち」での活動を開始するときに悩んだのがペンネームでした。
結局、本名を少しいじり、最初は「綿谷幸八」に。「綿谷」という苗字を「どこかで見かけたことがあるな」と思っていたところ、村上春樹氏の小説『ねじまき鳥クロニクル』を発見。しかも、邪悪な存在として登場してるし。そこで、「苗字なんて、そもそも必要ないんじゃないかな」と削りまして、「幸八(こうぱち)」になりました。
ペンネームの付け方って他にはどんなものがあるんでしょうね。せっかくなので調べてまとめてみました。といっても、たいていの調べものは、Googleの検索上位TOP10のページで済ませてしまうのですが。
ペンネームを使う3つの理由
ざっくり分けると、以下の3つの目的が挙げられています。
1. 隠す
- 本名を隠したい
- 性別を隠したい etc.
2. 切り分ける
- 作風ごとに切り分けたい
- 活動領域ごとに切り分けたい
- 本人とは切り離して作品を評価してもらいたい etc.
3. 団体に個人の人格を与える
ひとこと
わたしの場合は、本業においても「隠す」ために、ペンネームで活動しております。そのため、「2枚目の名刺」において本業のペンネームを使わずに、「幸八(こうぱち)」という新たなペンネームを用意した理由には、どちらかというと「切り分ける」が該当するのだと思います。
ペンネームを決める5つの由来
これまたざっくり分けると、以下の5つの由来や方法が挙げられています。
1. 海外の著名な人物から
- 江戸川乱歩(作家): アメリカの小説家「エドガー・アラン・ポー」から
2. 自分の本名から
- 石田衣良(作家):本名の姓「石平(いしだいら)」を「苗字」と「名前」に分解
3. アナグラム
4. 回文
- 西尾維新(作家):ローマ字表記にすると「NISIOISIN」
5. 駄洒落
- 二葉亭四迷(作家): 父親が文学志望の筆者を罵っていった「くたばってしめい」から
ひとこと
諸説あるようですが、「くたばってしめえ」から「ふたばていしめい」という発想はすごいですね。今まで読んでこなかった彼の小説「浮雲」を手に取ってみたくなってしまいました。
わたしも「またトイレの電気つけっぱなし!」とよく罵られるので、「股亭電漬話(またていでんつけはなし)」とかにすればよかったのかもしれません。
個人的に好きなペンネーム3選
調べるなかで特に羨ましかった(真似したくなった)のが以下の3つです。
1. 京極夏彦(作家)
- 「京(けい)」「極(ごく)」「夏(ナノ)」「彦(ピコ)」と数字の単位で、極大と極小を表現
2. 伊坂幸太郎(作家)
- ローマ字に直して反対から読むと「オラと案山子」
- 彼の小説の重要なモチーフである「案山子(かかし)」が隠されている
3. ゆでたまご(漫画家)
ひとこと
伊坂幸太郎さんの「仕掛け」っぽい感じは、彼らしくてかっこいいですね。最近、彼の小説を読んでいなかったので、これまた手に取ってみようと思います。
「ゆでたまご」という名前が合同ペンネームだってことを恥ずかしながら初めて知りました。その由来の「何気なさ」と「下らなさ」が最高です。
わたしたちもチーム名を考えていたときにオナラの一つくらいは放出していたはずですが、どんな臭いがするかまでの分析は怠ってしまいました。悔しいです。
結果として「丸井柚子(まるい・ゆず)と幸八(こうぱち)だから『ゆずぱち』でいいっしょ。『ゆず』って単語が入れば、サイトカラーとかもササッと決まりやすいし」ということになったわけです。
「何気なくオナラをしたら」という理由に変えてみたいところですが、「奇跡的にゆずのにおいがした」ってそんなメルヘンチックなことあるわけないですしね。
(参照)あの有名作家のペンネームに隠されたヒミツ - NAVER まとめ
ペンネームをつけるときに考えるべき3つのこと
巷のエピソードから、色々と学ぶことがあります。
1. 公共の場で呼ばれても恥ずかしくないか
- 「駅で呼ばれても慌てない名前」をコンセプトにしている(Aさん)
2. 年齢を重ねたときにも恥ずかしくないか
- 40歳、50歳になっても恥ずかしくないものを念頭に置いた(Bさん)
3. 同じペンネームが検索にヒットしないか
- ネットで検索して他に引っ掛からなかったので「よしこれだ」と決めた(Cさん)
ひとこと
駅で「こうぱちさーん」と呼ばれたら……うん、恥ずかしくない。
近所の子供から「こうぱちおじいさーん」と呼ばれたら……うん、恥ずかしくないぞ。
ネットで「幸八」を検索すると……あ、宇都宮市のラーメン屋があった。だけど読み方は「こうはち」みたいだし、食べログの評価は「3.2」となかなかだし、チャーシューメンも旨そうだし、まあいいか。いつか行ってみよう。
(参照)「ペンネーム」がある方にお尋ねします。 - 発言小町 - 読売新聞
まとめ
いかがでしたでしょうか。
ペンネームの由来を知ると、その人に対するイメージまで変わってくるので不思議です。
ちなみに、こんな由来もありました。
子供がお腹に居た時に、女の子の名前を考えて決めていました。生まれたら男の子だったので、宙に浮いた名前をペンネームとして15年ずっと浮気せず使っています
(参照)「ペンネーム」がある方にお尋ねします。 - 発言小町 - 読売新聞
宙に浮いたままになっている名前ってきっと誰でも持っているのではないかと思います。 それをペンネームとして再利用するなんて素敵ですね。ただ、宙に浮いたままで、なかなか思い出せないんですけど。
他にも、ペンネームを付けるときに役立ちそうなページがあったので、最後に紹介しておきます。
Twitterでは専用のハッシュタグなんてあるんですね。ボーッと眺めているだけでも、色々なエピソードがあって面白かったですよ。
グローバルライティングチーム 「ゆずぱち」のご紹介
ゆずぱちは、丸井柚子(ゆず)と幸八(ぱち)によってはじまりました。
ゆずぱちにできること
コンテンツを書いたり、訳したり。
グローバルライティングチームと呼ばれたりします。
書く(ライティング/編集)
オウンドメディアなどの記事を書いたり、編集したりするのが得意です。
実績分野は、ビジネス、マーケティング、WEBサービス、電子デバイス、環境技術、不動産投資、語学情報、海外情報、人材サービス、街歩きなどと幅広く(脈絡なく)、ジャンルは問いません。得意分野をあえて設けないことが強みになると、最近では都合よく考えるようになってきました。
検索エンジンからの流入を強化するSEOライティングにも可能な限り、対応します。
訳す(翻訳)
コミュニケーションコンテンツの中国語翻訳が得意です。
特に、バイリンガルという強みを生かし、中国人翻訳者にも日本人翻訳者にも正確な把握が難しい「口語体表現」を適切に翻訳します。
主な実績分野は、大手エンターテインメント事務所の海外向け公式ブログのローカライズや映画の字幕翻訳。さらには、語学学習系WEBサービスの立ち上げ、コミュニケーションアプリの海外市場進出などにも翻訳者として携わってきました。SNSの投稿、メール、アンケート結果、クチコミ評価などの翻訳もお任せください。
最近では、観光地や地元の商店街を盛り上げる翻訳にも注目しています。例えば、POP広告の中国語翻訳などです。
ゆずぱちにできないこと
大量の案件を一気にさばくことができません。
その代わり・・・
品質と納得がいくまで向き合います
ゆずぱちでは、わたしたち自身が責任をもって制作物の細部まで目を通し、丁寧に手をかけて創り出したいと考えています。
だからこそ、自分たちの身の丈にあった案件量をお受けしようと思っております。
もしかしたら、大量の案件を大量の外注メンバーを使って一気にさばくことのできる他のチームよりも少し割高になっているかもしれません。
どんな小さな案件にも対応します
ゆずぱちには、ミニマムチャージなどは一切ありません。
ライティング(編集)にしろ翻訳にしろ、たとえ1文字からでも対応したいと、基本的には考えています。
翻訳でいえば、ミニマムチャージのある一般的な翻訳会社には依頼することが難しかった「よく来店する中国人の常連さんのために、10文字程度の簡単なメッセージを翻訳してほしい」といった、ささやかで素敵なご要望にも、しっかりと心を込めて対応させていただきます。
ゆずぱちのご紹介
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お問い合わせ
詳しい実績や、お仕事のお話についてはメールにてお気軽にご連絡ください。
koupachi@gmail.com
どんなことでもお聞きくださいね(冷やかしでも構いませんので)。